デグー飼育方法


飼育方法タイトル餌や水

概要

餌 デグーの健康を保つためには、正しい食事が不可欠です。野生のデグーは草や樹皮、種子、果物などを食べます。サボテンや穀物、トウモロコシの茎なども好んで食べます。また、好き嫌いはありますが食べ物に関して神経質な方ではないため、餌に関してはそれほど苦労しないと思います。

 

基本事項

デグーは草食動物です。草食動物なので、主食は牧草です。副食としてペレットを与えますが、ハムスターやリス用の餌は、雑食動物用なのであまり適していません。最近ではデグー用のペレットが出てきました。多少食性は異なりますが、チンチラやモルモット、ウサギなどの餌を与えても構いません。さらに野菜や果物をバランス良く与えることによって、デグーの健康を維持できるでしょう。

ペレットなら、チンチラ用とモルモット用を50%ずつの割合で混ぜたものが良い、とされているようです。もしそれが難しいのであればウサギの餌も使える、という記述もあります。デグー用の餌の成分は、チンチラ、モルモットのそれと比較してもそれほど変わりない(ように見える)ので、必ずしもデグー用餌を与えなければいけない、ということでもないと思います。

種子(解りやすく書くと、主にヒマワリの種)は大好きな部類です。ですが油分が多いので太ります。モノにも因りますが、ヒマワリの種は50%くらいが油分です。他にも皮膚病や内臓の病気の元になることがありますので、主食をしっかり与えているのであれば必要ないでしょう。偏食を招きやすい食べ物の一つです。

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牧草

代表的な牧草は、チモシーとアルファルファです。チモシーは高繊維で低カロリーなので、食べ放題にさせても安心です。ソフトタイプのチモシーの方をよく食べるデグーもいますが、この辺りは好みの問題かと思います。

牧草は好んで食べますので、タップリ入れてあげましょう。牧草フィーダーなどを使用すれば、そこから引き出して食べてくれます。引き出す行動自体に面白さを見いだしてしまうデグーもいますが、そんな時は床の一部分を「牧草場所」として用意すると良いかもしれません。

産後の母親や小さな子供など、栄養がたくさん必要とされる時はアルファルファ(マメ科)ベースの、そうでない時(通常時)はチモシー(イネ科)ベースのものを与えるのが良いでしょう。チモシーは一般的に「高繊維」「低カルシウム」「低蛋白」「低カロリー」のものが良いとされているようですが、どの程度のものが望ましいのか、なかなか判断が難しいかもしれません。

チモシーベースの牧草・成分比較表
会社名 ORIMITSU SANKO ハイペット(株)
製品名 ロングマット ソフトチモシー パスチャーチモシー
原産 アメリカ 北海道 北米
出穂期 一番刈り 三番刈り 一番刈り
粗繊維 35.8% 47.0% 29.0%以下
粗蛋白 8.6% 13.1% 8.0%以上
粗脂肪 2.5% 3.3% 2.0%以上
粗灰分 ? ? 7.0%以下
リン 0.22% ? 0.27%
カルシウム 0.52% ? 0.49%

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ペレット

牧草だけでは摂りきれない栄養分を、ペレット(副食)として与えます。特にビタミンCを何らかの方法で与えていないのであれば、モルモットやチンチラ用のペレットが有効です(ビタミンCを含まないペレットとしてはウサギ用があります)。海外のサイトでは、チンチラ用とモルモット用を50%ずつの割合で混ぜたものを与えるのが良い、との記述が見られます。

デグー用として販売されているペレットがありますが、どうやら特別デグーに特化しているというわけではなさそうですので、無理にそれを選ぶことはないと思います。ビタミンCを含むチンチラ用やモルモット用のペレットで十分です。

ペレットは散らばらないよう、餌皿に入れて与えるようにしましょう。餌皿に入れても掻き出してしまうデグーもいますので、多少深めのものが良いと思います。軽い餌皿だとひっくり返されることがありますので、ケージの格子に固定できるようなものがおすすめです。また、床に散らばった餌は捨てましょう。

なお、ペレットを選り好みしたり、その場で食べずに隠しているようなことが頻繁にあるなら、与える量を少し減らしてください。古くなった餌を食べてお腹を壊すことがあります。また、赤ん坊のデグーがいるときは小さめのペレットを与えるか、少し砕いてあげると良いでしょう

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水は基本的に毎日交換しましょう。しっかり水が飲めているかの確認にもなります。通常は塩素殺菌されたもの(いわゆる水道の水)であれば問題ありません。ペットショップで「ペット用の安全な水」というものが売られていることもありますが、このあたりは飼い主の判断で購入を検討すると良いでしょう。

水はたくさん飲みます 水飲みボトルを使うのが一般的ですが、水皿でも代用できます。ただしその場合、水が汚れやすいので注意しましょう。デグーがどのくらいの量の水を飲むかは、年齢や健康状態によって変わります。妊娠しているデグーは水をたくさん飲むようです。また、室温や湿度などによっても変わります。涼しくて湿度の高い部屋より、暖かくて湿度の低い部屋の方が水をよく飲むでしょう。

赤ん坊のデグーがいる場合は、水ボトルの取り付け位置を通常よりも下げておきましょう。もしくは赤ちゃん専用に一本、低い位置に取り付けても良いかもしれません。生まれて間もない頃は母親からの授乳で事足りますが、すぐに自分たちで水を飲むようになります。

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おやつ

健康を維持することだけを考えるのであれば、基本的におやつは不要です。ですが、やはり馴れてもらう目的や、ご褒美としておやつがあると、人もデグーも楽しくなります。何か与えるときは、必ず齧歯動物用のものを与えるようにしましょう。絶対に人間が食べるようなお菓子を与えてはいけません。時には致命的な毒にもなります。特にチョコレートは厳禁です。チョコレートには、カフェインに似たテオブロミンという、カカオ豆に特有の成分が含まれており、これは中枢神経(交感神経)に作用して利尿を促進させたり、興奮状態(体温上昇)を招きます。

ポテトチップスなども塩分・油分が強すぎます。また「小動物用おやつ」として販売されているものの中にも、相当甘いタイプのものがありますので、与えないに越したことはないでしょう。

とある飼育書には「レーズンが一番の好物。これを超えるものを探すのは困難かもしれません」と書かれています。野生のデグーは、作物を食い荒らす害獣として嫌われていたこともあったそうです。試しに小動物用として販売されているレーズンを一粒与えてみたところ、かなり鼻息も荒く食べていました。なかなか危険な食べ物です。なおチリのブドウ畑で優雅にレーズンライフを満喫している野生デグーには、糖尿病や白内障が多いようです。

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糖分の分解

多くのサイトで「デグーは糖分を分解する能力が低いため、糖分を多く含む食べ物は与えないようにしましょう」と書かれています。確かに人間が料理で使うような「精製された砂糖」は、デグーの身体に負担をかけます。ですがフルーツに含まれるような「自然な」糖分は、デグーの体内でも時間をかけて分解することができます。少なくとも、毎日キャンディ(人が食べるようなもの)を食べさせたり、フルーツのみを過剰に与えているのでもない限りは、糖分に関してそれほど神経質になる必要はありません。

糖分の摂りすぎが問題となる場合、デグーの身体にも変化が見られます。最初に気がつくのは肥満です。次いで、水を飲む量が普段よりも増えるでしょう。これは人間の糖尿病にも当てはまります。さらに症状が進むと白内障を併発します。多くの場合、肥満は動物にとって好ましくない病気を引き起こす原因となります。

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ビタミン

人間と同じく、デグーは体内でビタミンを作ることができません。そのためか、いくつかの飼育書ではデグーにはビタミンCが必要である、と書かれています。

果物にはビタミンCが含まれますが、すでにビタミンCの含まれている餌を与えているのあれば、果物をさらにたくさん与える必要はありません。ビタミンやミネラルの過剰な摂取は、健康に害を与える恐れがあります(もちろん過度に与えなければ気にするレベルではありません)。ただしオレンジや西洋梨、桃などは糖分が高いので、与えすぎに注意しましょう。糖分の摂りすぎは糖尿病や肥満、目の病気などにつながります。

モルモット用の餌はビタミンCを強化してあるものが多く、デグーにとっても悪くはなさそうです。ですが若干様々なものが入りすぎているものが多く、おいしい部分だけ食べてしまい、あとは残してしまうこともありますので、ぺレット主体の餌が良いかもしれません。

ビタミンCは光や空気に弱く、放っておくとどんどん失われていきます。ペレットの製造年月日を確認して、なるべく新鮮なものを購入しましょう。開封後は袋の口をしっかり締めておくか、保存用のビンなどに移しておくと、劣化をある程度防ぐことができます。

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【このページの更新履歴】
公開:2002年10月27日
最終更新日:2007年12月13日

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